働く環境
スタッフ一人一人の能力や技術を活かすためには、お互いが尊重し合えるような関係を築くことが重要です。
職場環境の特徴としては、スタッフの個性を重視しているので、勉強や仕事の強要はしていません。そのため生え抜き社員が多く在籍しています。
また実際に、大学教授にお越しいただき、診療の指導などもしてもらっています。
魅力のある人材が働いている職場は、自然と明るく元気な雰囲気となり、飼い主様や動物たちへ安心感を与えることに繋がります。
スタッフが働きやすい「居心地のよい」動物病院を目指して、様々な取組みをしています。
新人教育セミナー
1〜2年目の先生を対象に月に1回を2年かけて、あらゆる分野を深めるために先輩獣医師によるセミナーを開催して医療レベルの向上に努めています。
講義内容 | ||
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内科 | 2021年4月 | 獣医師として、社会人としての適切な立ち振る舞いについて |
2021年5月 | 飼い主様との適切な接し方、サービスについて | |
2021年6月 | 猫に優しい獣医師を目指して | |
2021年7月 | 臨床診断学①問診と身体検査 | |
2021年8月 | 臨床診断学②診断仮説の形成と検証 | |
2021年9月 | 犬・猫の輸液学 | |
2021年10月 | 麻酔モニタリング 異常値が出た時の考え方、対処法 | |
2021年11月 | 急患対応① 状態が悪い患者のトリアージについて | |
2021年12月 | 急患対応② 心肺蘇生について | |
2022年1月 | 猫のウイルス学 実際によく遭遇するFVR、FeLV、FIV、FIPについて | |
2022年2月 | 歯科学 | |
2022年3月 | 皮膚科学 皮疹についてじっくりと | |
2022年4月 | 心エコー検査① 基本断面の描出と測定 | |
2022年5月 | 心エコー検査② 疾患別のモニタリングポイントと治療 | |
2022年6月 | 眼科① 眼の正常構造と眼科検査について | |
2022年7月 | 眼科② 一時診療でよく遭遇する眼科疾患の診断と治療 | |
2022年8月 | 神経病学 神経学的検査を中心に | |
2022年9月 | 整形 一時診療でよく遭遇する疾患の診断法・初期治療(包帯法など)について | |
2022年10月 | 鳥類の診療について | |
2022年11月 | 小型哺乳類の診療について | |
2022年12月 | 腫瘍学① 腫瘍学総論・腫瘍の生検方法について | |
2023年1月 | 腫瘍学② 抗がん剤の基礎知識 | |
2023年2月 | CT検査① | |
2023年3月 | CT検査② | |
外科 | 2021年6月 | 犬と猫の避妊・去勢 |
2021年12月 | 皮膚腫瘤の切除 | |
2022年6月 | 膀胱切開 | |
2022年12月 | 胃切開、腸切開 | |
✳︎内科は担当獣医師による1時間程度の講義を実施。外科は資料配布。 |
新人社員と先輩社員が組む
「バディ制度」
当院での働き方や動物医療に大切なことを直接先輩社員が教える「バディ制度」を設けています。新人社員には安心して仕事を覚えてもらうために、先輩社員に優しく指導してもらいながら臨床も学んでいく体制を整えています。新人社員は早く一人前になることを目的に、先輩社員も様々な知識を教えることで頭の中を整理する目的で行っています。
ジャーナルクラブ/
クリニカル・カンファレンス
ジャーナルクラブでは、臨床現場において遭遇する疾患や症例に関する最新の論文を要約し、批判的吟味を行った上で発表します。臨床課題が明確になり、疾患のアップデートや獣医師間の知識のシェアにつながっています。クリ二カル・カンファレンスでは、実際に経験した症例において、最新の論文やエビデンスがどのように有用であったかを学会発表形式で端的に発表します。
これらの発表を通して、毎回お招きしている前田貞俊先生(岐阜大学教授、当院アドバイザー)にご指導いただきます。症例との向き合い方が適切であったかはもちろんこと、発表姿勢やスライド構成などに問題がないかなどをご指摘いただきます。また、他院の先生方にもご参加いただくため、学会発表に直結する実践的な勉強会になっています。
セミナー補助
外部セミナーに参加を希望するスタッフの費用を補助しています。積極的に外部との連携を取るスタッフを応援する目的で、そこで得た新しい知識を院内でも共有できるような環境も整えています。
研修医制度
大学病院や二次診療施設へ1年間研修医として経験が積めます。
会員制ホテル
会員制ホテル<エクシブ>が利用できるので、家族旅行などに利用できます。
社宅制度(獣医師のみ)
病院徒歩圏内のファミリータイプのマンションを病院で所有しています。家賃は相場の半額の5万円!
ジョブリターン制度
自己退職したスタッフがもう一度当院で働きたいと思えるような体制を整えています。専門性の知識を有する動物医療業界では、退職したスタッフでも再雇用できるような環境を整えることが重要です。様々な事情で退職したスタッフともう一度話し合いをして、お互いにミスマッチが起こらないようにしています。
完全週休3日制(獣医師のみ)
2023年度から獣医師の休暇制度に完全週休3日制を導入しています。ワークライフバランスや新しいスキル習得など、仕事以外の時間も充実してもらえるような取り組みを実践しています。自由な時間が増えることで、仕事へのモチベーションアップにも繋がるように期待しています。