一般外来
- 当院の獣医師たちはジェネラリスト(日本語では家庭医、総合診療医といいます)でありたいと考えています。言葉が話せない動物たちは、どこに異常があるのかを伝えることはできません。個別の病気や臓器だけを診察するのではなく、動物たちが何を訴えているのかを分かってあげられる、そんな獣医師であることを心がけて診療にあたっています。
- 頻度の高い疾患/よくみられる病気(common disease)を的確に診断し、治療することを心がけています。
- 獣医師には得意分野をもっている者がいます。総合診療を当院で行いながら、大学病院などでの各診療科で専門的な知識や技術を勉強しています。
〔特に神経科、循環器科、皮膚科、アレルギー科、腫瘍科、眼科〕 - 獣医師の指名をすることができます。当院では「チーム医療」を心がけており、どの獣医師が診察しても同等の医療が提供できるよう、知識や技術の共有を実践しています。
担当医制を基本としておりますが、「他の先生の意見を聞きたい」「先生と合わなかった」など、担当医の変更は可能です。
お気軽にご相談ください。
得意としている分野
当院では年間1810頭の動物たちに対し、鎮静/麻酔下での処置及び外科手術を行っています。(2017年1月〜12月実績)
手術内容は、消化器疾患、整形外科疾患、神経外科疾患、生殖器疾患、眼科疾患、腫瘍性疾患、泌尿器疾患、胸腔内疾患など多岐にわたります。
また以下に挙げられるような外科手術にも対応可能です。・骨折や膝蓋骨脱臼(ひざが外れる)、前十字靭帯断裂などの整形外科疾患
・椎間板ヘルニアなどの神経外科疾患
・肝臓腫瘍、腎臓腫瘍、肺腫瘍切除などの腫瘍外科
アトピー性皮膚炎や、食物アレルギー、ぜんそくなどのアレルギー性疾患は、とても転院の多い疾患です。すっきりと治らず確定診断に至っていないケースも多く見られます。
これらの疾患で苦しんでいる動物たちに、適切な診断と治療ができるようインフォームドコンセントを重視して、飼い主様が納得して治療を継続できるよう努力しています。当院では院長が、日本獣医皮膚科学会/獣医アトピー・アレルギー・免疫学会に所属しており、皮膚病やアレルギーの治療を得意としております。また、専門診療として前田貞俊先生のアレルギー科を受診していただくことも可能です。(事前に当院獣医師の診察を受けていただくことが必要です。)
当院では、心臓の超音波検査による診断を得意としています。特に「心臓に雑音が聞こえると言われた」「散歩の際に歩かなくなった」「よく咳をする」などの症状がある場合は、循環器疾患を発症している可能性があります。日本獣医循環器学会には院長と田中先生が所属しており、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症、先天性心奇形、心筋症、不整脈、肺高血圧症などの診断と治療を行っています。
予防外来/健康診断
混合ワクチン接種 狂犬病予防注射 フィラリア予防 ノミ、マダニ予防 避妊/去勢手術
当院では病気の早期発見・早期治療のためにワン・ニャンドックを行っています。
動物たちは自ら異常を訴えることができません。
症状が出たときには重症化していることも多いものです。病気は予防が大切です。
早期発見の為にも6歳を過ぎたらワン・ニャンドックをオススメします。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。
- 【検査項目】
- 血液検査: 血球計算、生化学検査(肝臓/腎臓のスクリーニング項目、コレステロール、血糖値など)電解質、CRP
- 超音波検査: 腹部(お腹の中の臓器全て)、心臓の評価
- レントゲン検査: 胸部/腹部(必要により、他部位も撮影)
- 眼科検査
- 歯科検査
- 耳道検査
- 便検査
専門診療
おざき動物病院は、県内でも数少ない皮膚/アレルギー科、内科疾患(治療が難しい疾患)の専門診療が可能な動物病院です。当院では、岐阜大学動物病院の前田貞俊先生による診察や治療を受けていただくことが可能です。
- 月に一度、最終土曜日が診療日になります。
(診療日は変更になる場合があります。事前に必ずご連絡下さい。) - 当院の再診料700円(税別)とは別に、専門医診察料として2000円(税別)がかかります。
- 予約制になりますので、必ず事前にご連絡下さい。
※前田教授を受診する前に、当院獣医師の皮膚診療を受けて頂く必要があります。
ご予約・お問い合わせはこちら
TEL 0745-69-8668
こんな症状の時はご相談下さい
- 皮膚が赤くなっている
- かゆがっている
- 脱毛やフケが気になる
- 治療しているが、皮膚病が治らない
- アレルギーと言われたが、なんのアレルギーか分からない
- 難しい内科の病気にかかっていて、セカンドオピニオンとして意見を聞きたい
来院時のお願い
動物たちの症状や様子、今までの治療などの情報が多いほど、正確な診断や治療をすることができます。
ささいなことでも構いません、メモなどで書き留めていただきスタッフまでお伝え下さい。
皮膚/アレルギーの診察では以下のようなご質問をさせていただきます。
- 年齢、予防注射歴、食餌内容(おやつも)
- いつごろから症状がでましたか?
・体のどの部分から始まりましたか? - かゆみがありますか?
- 季節性がありますか?
問題行動治療科では、仁木恵美先生による『いぬのカウンセリング/トレーニング』を受診していただくことが可能です。
仁木先生の行動科はとても人気があり、いつもご予約でいっぱいになります。
これまでに仁木先生のトレーニングを受けて、本当にお利口さんに育ったわんちゃん達は数多くいます。
問題行動治療科といっても、敷居の高いものではありません。
「いぬと一緒に生活するなかで、困ったことや聞きたいこと」がありましたら、なんでもご相談下さい。(ネコの問題行動のカウンセリングも場合により可能です。)相談件数が多いのは、
- トイレトレーニングがうまくできない
- しつけのことがよく分からない
- ムダ吠えをしてしまう
- 散歩をうまくすることができない
といった人間が困ってしまうような行動や、
- 自傷行為、攻撃行動をとってしまう
- お留守番することができず、分離不安になってしまう
- カミナリや花火の音をすごく怖がってパニックになってしまう
など獣医師として治療が必要なケースもあります。
「いぬ」のことを理解できれば案外簡単に治ってしまう行動もあれば、長期間のトレーニングが必要な場合もあります。
まずは、様々なトレーニングや治療方法からベストな方法をお教えいたします。
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月に二度、隔週の土曜日が診療日となります。
(詳しい日時はホームページや、ツイッターでお知らせいたします。) - 診療時間は9:00、10:15、11:30、12:30、16:30でご予約が可能です。
- 初回カウンセリング/トレーニング(2時間程度):8000円(税別)
- 2回目以降(1時間程度):4500円(税別)
- ジュニアクラス:3,500円(税別)
※ジュニアクラスでは、グループでのしつけ/トレーニングを受けていただけます。
- 初診の飼い主様も受診が可能です。
(初診の場合のみ、カルテ作成料として1400円(税別)が必要になります。) - 予約制になりますので、必ず事前にご連絡下さい。
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